【防音室製作】DIYにて「防音室」を自作します!【楽器/DTM/配信/ゲーミング防音室】製作経緯まとめ
DIYで防音室を作ります
自作しようと思った経緯など
自分は仕事でサウンド制作、レコーディングをしていたり、趣味で10年ほど楽器を触っている事もあり、長らく「家に防音室があればな~」と思って過ごしてきました。
たぶんDTMが好きな方、バンド経験のある方やカラオケが好きな人なら同じことを思った方は多いと思います。特にドラマーさんとか。
最近だとYouTuber/VTuberやストリーマーの流行により「防音室」でWeb検索すると、配信/撮影用途や、ゲームをする時のVC環境(叫んでも迷惑にならない)が目的で防音室が欲しいと思う方も増えてきているようです。
また、コロナウイルスの流行によりテレワーク、リモートワークが普及したため、防音室を検討された方も多いようです。
市販の防音室は髙い…
YA〇AHAさんの有名な奴だと1畳の大きさで50万円以上、2畳になると100万円を優に超えるのが相場です。(※23年執筆時点)
引っ越しとか、処分のことまで考えたらなかなか購入に踏み切れない…。なんせ車一台買えるくらいの値段ですから。
最近はお手頃価格のものも出てきていますが、安いと言っても原付バイク一台買えるくらいの値段はするのが現状です。
自作した場合の費用は?
「じゃあ自作したらどれくらいかかるんだろう…」🤔
と思い立ちWeb検索をしてみると、意外と防音室を自作されている方って結構いらっしゃるんですよね。(参考にさせて頂いた動画 ⇓ )
中には、10万円程度で作った方や、5万円程度に収めたという方も。
自作防音室の「用途」
- 映画/ライブ鑑賞(爆音)
- 楽器の練習部屋(ギター、管楽器、ヴァイオリン、ドラム等)
- レコーディングスタジオ
- カラオケボックス
- VC環境(※ボイスチャット)
- テレワーク/リモートワーク/WEB会議
- VRゲーム部屋
- 配信/撮影 部屋
- DIYルーム(加工部屋)
自分ができたらいいな~と思う用途をざっと書き出しただけでもこれだけ多岐に渡ります。
✅たとえばですが、DIY(日曜大工)をする目的でも使用頻度の高い電動工具の音は大きいので、防音室があれば近所迷惑にならずに済みます。
✅自分の場合は一番の用途は恐らくゲーム & DTM作業部屋になりますが、アニメやライブを見る時はスピーカーを使用することが多く、近所迷惑にならないようにしたい。というのが大きいです。(イヤホン、ヘッドフォンの長時間使用があまり好きではないのもある)
✅アコギやヴァイオリンといった、どうしても音を抑えきれない楽器の練習も気兼ねなく出来るようになるとしたら嬉しいです。
市販の防音室の問題点
高い
防音室の普及に尽力されている企業さんを貶すようなことはあまりしたくないので簡単にしか書きませんが、市販の防音室はやはり高いのが一番のデメリットだと思います。
加工しにくい
また、加工しにくい点も購入する際の悩みどころになります。
売られている時点で完成した大きな箱ですから、めちゃくちゃ場所を取ります。 うまいこと部屋に収まらなかった場合のこと、その後の処分のこと等と値段を考えたら結構リスクかと思います。(※個人の感想です。)
もちろん有名なやつはオーダーメイドで大きさやエアコンの配管の位置、吸音パネルの位置まで融通が利くようですが、相応にお高いです…。
暑い(?)
(※これに関しては自分で試したわけではないので実際の使用感は分かりませんが)
安いものは防音性能もおそらく値段それなりですし、一番の問題は「空調」だと思います。四方を箱に囲われた部屋って夏場でなくともめちゃくちゃ暑くなるんですよね…。
自分のように中でゲームしたり、ある程度生活できるクラスの防音室を考えている方は、最低限「空調がしっかり考えられている」防音室でないとどうしてもサウナ状態になるので、恐らく30分ぐらいおきに部屋を出て換気することになります。
自作するメリット
- 究極のオーダーメイド
- 材料費が安いため気兼ねなく加工できる
- 市販品に比べて安く上がる
- デザインに自由が利く
- というか何にでも自由が利く
- DIYの経験値が増える
- DIYが楽しい!
やはり自作する一番のデメリットとしては時間と手間がかかります。人によっては尋常じゃない労力かもしれません。
ある程度DIYに慣れていて早い人なら数日で完成させることができるかもしれませんが、自分の場合、仕事をしながら毎日1時間程度の作業をコツコツ進めていくことになったため、完成までにおよそ半年を要しました。
材料費以外の部分で、数十万円分の労力は間違いなくあると思います。でも自作の場合、それが自分の経験値にもなります。(DIYの経験値が必要ないという方には向いてないかもしれませんがw)
防音室の製作 ~ 計画段階
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前置きがとても長くなってしまいましたが、自分が防音室を自作しようと思った理由や経緯はこんな感じです。
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