【防音DIY】「有孔ボード」を自作してみました(穴の開いた壁板/吸音材)【音楽室の壁】

「有孔ボード」のDIY

有孔ボード とは?

有孔ボードとは、文字通り「穴の開いた板」です。等間隔に穴がびっしり開いています。

防音したい部屋の壁板にあえて穴が開いた板を使用することで、音を壁の中に通します。音楽室の壁を想像すると分かりやすいと思います。

壁の中に一度音を通して、中に敷き詰めた吸音材で音を減衰させます

ぽんぬ
有孔ボードとして最初から穴が開いた状態の板も売っているのですが...。

普通の板材より高い

有孔ボードは普通の板材より加工の手間がかかっている分、値段が高いことが多いです。

calcium-silicate-board-price

今回、自分が購入した板材は「ケイカル板」という比較的安い板材でしたが、これの穴あきバージョンは、元の板材の倍以上の値段でした。

perforated-board-price

1枚だったら全然良いんですけど、これを複数枚欲しかったので、うーん^^;痛い出費…。

ぽんぬ
ということで、普通の穴の開いてない板材をたくさん買って、自分で後から穴を開けてみることにしました。

いざ自作

自作するにあたって、自分で穴を開ける位置を決めて書いたりしていくのはものすごく手間なので、型紙として1枚は有孔ボードを買っておく方が良いかと思いました。

perforated-board-punch

一番上に有孔ボードを置いて、下に穴の開いていない板材を重ね、角を揃えた上でキッチリ固定して穴を開けて行きます。

重ねた板材同士を固定するにはクランプ(↓)を複数使用すると安定して非常に良かったです。

ぽんぬ
下がフローリングなどの場合、高さを確保しないと床に穴が開くので注意!
perforated-board-punch-dust

最初は室内で行っていましたが、フローリングに穴を開けそうだったのと、削った穴からの粉塵がすごいことになったので外に作業場を移しました^^;

可能なら ガレージなど、外で行った方が良い作業かと思います。

実際の出来栄えと注意点など

perforated-board

最終的にはこのような出来栄えになりました。イエーイ!🥳

穴の口径に注意!

ドリルで開ける穴の大きさは、できるだけ元の有孔ボードの穴の大きさと合わせた方が良いです。

なぜかというと、穴の大きさに対してドリルの大きさが小さいと、下の写真のように穴の位置がズレてしまいます…。

perforated-board-diy

壁に近づいてよく見るとこのようにズレが顕著なので神経質な方はガッカリするかもしれません…。(左が市販の有孔ボード、右が自分で穴を開けたもの)

できるだけ真上から垂直に穴を開ける努力はしていたのですが…^^;

ぽんぬ
自分は「まあ遠くから見たら目立たないからいっか」ぐらいのスタンスなのでOKでした!
筋トレにオススメ

大体みなさん想像ができるかと思いますが、とにかく腕が筋肉痛になります^^;

ひたすら自分の腕の耐久勝負になるので、どれくらいの量をやるかにもよりますがまぁ1回の作業では終わらないと思います💦

電動ドリルくんも連続で使用するとアチアチになってしまうので、適度に休憩しながら何回かに分けて作業を進めていくことになりました。

自分の場合、5千円~1万円ぐらいの節約になりましたが、それと同等くらいの労力があるので普通に予算に余裕がある方は自分でやろうと思わない方が良いかもです^^;

DIYというのは作りながら出来上がっていく成果物が見えることで「楽しい」と思えるため作業が捗るのですが、結構この作業はひたすらツラい部分の方が大きい作業かなと思いましたw

壁を有孔ボードにしたことによる防音(吸音)効果については、お手数ですが 別途、自作防音室の記事(↓)をご参照ください。

ぽんぬ
防音室としての機能はGOODです!これ単体での効果量は分かりませんが、しっかり役割を全うしてくれていると思います!

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